eSUN eBOX Lite3Dプリンターフィラメントドライボックスを利用してコンディションを保つ
eSUN eBOX Lite3Dプリンターフィラメントドライボックス |
初めてのABS・・・苦労してます。
色々調べながらCURAの印刷設定を試していますが納得出来る結果が造形によっては未だ出てません(汗
それに印刷するときにフィラメントが吸湿しているのかたまにプチプチと音がする。
フィラメントは吸湿すると品質が下がると聞き、PLAではそこまで気にしたことなかったけど、これだけ設定を変えても上手くいかないってのは、そもそも今のフィラメントの状態って大丈夫なものなのか?
時期は9月。雨降りは続くし、気温は下がり気味だし、条件は決して良くなさそうです。
〇造形物の反りを抑えたい、しかも出来上がりの耐久性がPLAより明らかに低い
〇フィラメントが切れて、印刷が途中で止まってしまうことがある。
CURAの設定をいくら変えても納得行く結果が出ません。印刷の設定の前に品質を良好な状態に保って、それを基準として設定を変えていかなければ意味が無いな・・と思っていた矢先にドライボックスなるものにたどり着きました。
何々?フィラメントを乾燥させて除湿を抑え、フィラメントの状態を最適にしてくれるだと?これいいんじゃないの?
ドライボックスの中で選んだのは
eSUN eBOX Lite3Dプリンターフィラメントドライボックス
選んだのは単にesunのTPUやABSをを利用していて、お値段もお手頃だったからなんですが、amazonの商品写真を見ると乾燥だけでなく、ボックス内のローラーがリールをスムーズに回転してリールを送り出してくれそうです。
内部にフィラメントを軽く、送りやすいローラーが備わっている |
自分はAnycubicのフレームをそのまま使っているので、よりフィラメントの送りをスムーズにしてくれそう。
Anycubic Megaのリールかけ |
これはABSで現在苦労している自分にはやはり必須ではないのか!?と早速購入しました。
中身一式 |
フィラメントに付属の乾燥材をいれる穴がある |
リールをセット |
ホースですが自分は3DPの近くにボックスを置くので、ぐるっと一周ループしてひっかかりぎみになり、送りが悪くなるのでつけるのやめました。
そのあと、使用するフィラメントに合わせて、温度設定と時間設定をします。付属のマニュアルによると以下の設定値が記述されています。
利用フィラメントにおいては設定が1-3のレベル設定があります。
poly box 設定値 |
後は利用目的に合わせてボタン設定するだけです。
ボタン設定 |
例えばABSなら設定表に基づきTEMPは2にして、モードをTIMEに切り替え時間を設定します。時間は18時間まで設定でき、設定した瞬間からカウントダウンが始まります。
試しに100円の湿度計をドライボックス内に入れて見たらちゃんと動作しています。(当たり前)
100均の湿度計で確認 |
さて肝心の効果の程ですが、TPUで半年くらい前に購入・使用し、封があいたままになっていたのがあるのでこれを試してみます。下手な造形でお見せするのもお恥ずかしいのですが数か月前に作成したものとドライボックスの利用において丁度良い比較になりますので。
ドライボックス使用前・使用後 |
写真の上の棒の付いてない物が以前作ったもの。棒付きがドライボックス利用です。
1枚目は上から、2枚目は横から撮っています。
厚さは1㎜。同じ条件で作っています。下がざらつきなのはサポートがTPUに食いつき一体化してしまうのですがキレイにとることがうまく出来ない為。
上下造形物の比較ですが、上からの写真においては正直良くなったのか?というところですが、層の感じは変わったような気がします。
また、横写真においてはサポートが下まで取り出しやすくなったのでざらつきの汚い部分の範囲が減っています。
ドライボックスの効果はあるとみなしてよいのかな。
今回の購入メインの目的、ABSの利用に関しては既に利用中であり、わざわざ湿気さす分けにも行かないので比較対象が無いのですが、普通に印刷するだけでも様々な条件や設定を気にしないといけないABSですが、そもそもの印刷以前の前提として品質を良好に保つという面では安心感がありますので購入して良かったと感じています。
ABSの開封してまもなくの印刷時のプチプチという湿気を吸ったような音ですが、ドライボックスの利用のおかげか現在は全くしなくなりました。
参考:(前回の「初めてのABS 泥沼への沈み、そして脱却(Anycubic MEGA X)」)
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