ぎんてんのロボ工房: 8月 2018    

2018年8月11日土曜日

Eagle 部品作成② 電源基板mk2 制作記5

Eagle シンボルとフットプリントの編集加工

標準のライブラリから見つけたスイッチはON-OFF-ONの切り替えタイプです。
今回自分に必要なタイプは単純なON-OFFスイッチです。
なんでこんな簡単な部品がないんですかね!?
いや自分が見つけられないだけかも、多分あるんでしょう。すいません(笑)。
てな訳で!?練習もかねて加工です(汗)。
まず、前回のMyPartsライブラリを開きます。


画像の2を中心として1と3にスイッチ切り替えですが、一つしかいらんので
どちらも赤丸の1の部分を削除します。
MyPartsライブラリのSymbolより、トグルスイッチに該当するKS-Uを開きます。
(リストよりダブルクリックでも、アイコンからでも可能)
(他の表示は320-916なのにシンボルだけKS-Uって何?)

1の部分いらんので、カーソルあてて右クリックで、表示のメニューからDeleteで
消去しようとするとエラーとなりました!


どうやらこのままでは一部だけ削除は出来ないようです。

MyPartsライブラリを開き直すか、Table of contentsアイコンを押してトップに切り替え、


①Connect を押して→②Connect を開く→③解除したい端子を選んで→④Disconnect


解除され数値が消えました。


シンボルに切り替え
右クリックでピンを選んで再度削除実施(Delete)。消えました。
フットプリントに切り替え同じように1番を削除。
1は消えたけど2と3?
フットプリントより真ん中の2を選んで右クリックでプロパティよりNameの2を1に変更


シンボルにも反映され何とか使えそうな形になりました(汗)

一回やってるから何とか出来てるけど、初めての時はもう何がなんやらの恐る恐るで、
???の連続。これでいいんかいな?の繰り返し。
失敗したぽかったら、保存せずに閉じて開きなおし、メニューのEditのUndoで元に戻す。
ホント一つ一つのしょーもないことに莫大な時間ばっかりです・・・。
自分の力で研究、検証して行く事は大事だけれど、もし情報交換出来る仲間がいればもっと効率良く
進められるのかなぁ?といつも実感します。

実際に使用するON-OFFスイッチの形が出来上がりましたので、
次はダウンロードした部品のサイズと形状を回路図作成に合うよう修正します。

何も無いただの板に穴を開けるイメージってかなり慎重さが必要ですね(汗
ユニバーサル基板みたいには行かない。一撃必殺?
ピンのピッチやら、部品通しカチ合わないようにしないといけないし、完成基板が届いたら失敗だったら即終了ですもんね・・・
まあ今回初めての挑戦なので、敢えて余裕たっぷりにマージン取りましたけど。

実際の部品
図ってみたら9mm×6mmかな。
データシートはMS-610です。データシートとも合ってます(当たり前)

本やサイトで勉強すると、ミリとインチを条件によって切り替える必要があり、こんがらがってしまいそうでしたが、どうやら外形はmmで、位置調整はinchで作れば問題無いのかなということに落ち着きました。

MyPartsライブラリより、ダウンロードした部品をフットプリントで開いて表示。
グリッドでサイズを確認します。


左スミのグリッドを開くと、5.0mil?よくわからん・・・単位変更します。
先に単位をmmに変更して、サイズは0.5に。
(絶対、単位から変更しないといけないようです。)


変更後、一マス5.0milから0.5mmに変更されました。
横のマス目を数えると14。14×0.5mmは7mm。ダメっすね。
縦は26とちょっと。ぴったりマスに合ってないからおおよそ26×0.5mmは13mm。
こちらも全然大きさは合いません。
実寸は、横6mm縦9mm。大きさを合わせないといけません。

未だに良くわかってないんですが正確な現在のサイズを調べるのってどうすればいいんでしょう。マスの先端はズレてるし、0.1mmとかに細かいマス目にすると数える(アナログ人間か)の大変・・・。
寸法のマーカーがあるので、それを使えば大きさを測れそうですけど、
それにしたってきっちり先端後端を合わせなければ正確とは言えないし、何かいい方法あったら教えてください。

加工ですがフットプリントの線の部分を操作します。
ワイヤの部分を選んで、移動したり、Deleteで削除したり。
このフットプリント実際の部品の形に類似してていいんですが、
今回は、部品同士が干渉しない程度におおよその外形が分かれば良いので、
ざっくりとした形にしました。

赤丸基準点
ちなみに見えにくいですが、赤丸の中の”+”表示が基準点というらしいです。
中心の赤丸が図形の基準を表し、図形の位置や大きさ、プロパティ(属性)を編集するポイントなります。
上の赤丸は名前、下の赤丸は値を表します。

外形変更

普通こんなやり方じゃないと思うんですけど・・・知らんので。
スムーズなやり方知ってたら教えてください。

元の外形線は合わないので削除しました。
で、部品の中心に沿うようマーカー引いて、中心に合わせて外形作り直し。
①線引きのアイコンを選んで、②角は無い方が好きなので(笑)斜め引きを選んで、
外形を作り直しました。
出来たらマーカーは削除します。
実寸は、横6mm縦9mmだから、中心から横は左右に3マス。縦は上下4.5マス。
外形は出来たけど、パッドが外形からはみ出しているので修正します。

パッド変更

情報アイコンより変更したいパッドの中心を選択すると、設定プロパティがでます。
そこでドリル穴の大きさを1mmに変更しました。
データシートより取付穴参考寸法1Φの為。
グリッドサイズに合わせて設定プロパティの単位も変わるんですね便利だなー。
(当たり前か)
Diameterはautoでshape(形)はlongのままで、ドリルサイズを変更したらパッドも自動的にサイズ変更されました。中心のパッドも同様に変更。

後は、パッド位置を合わせようと思ったら、ここで問題が!!!
このフットプリント加工、前回の分を記録してなく再作成と最初に書き、
前回と同様の手順でやってるはずですが、パッド位置を変更しようとしたら合わない!
〇外形はミリで調整すればいいはず(はず?)
〇回路はインチで調整すればいいはず(はず?)
トグルスイッチMS-610、データシートによるとピンの間隔は2.54ミリ、1インチなのに
グリッドをミリにしてもインチにしてもずれる・・・・・このまま使ったら回路に合わへん。
フットプリント選択を間違ったんやろか??
前回こんな苦労した記憶ないんやけど・・・

左)元の位置 右)移動位置 
どうやらこのフットプリントのピン間隔はミリで合わせるようになっているようです???
こんなやったかな?
悩みましたが、以下のようにすれば解決しました!



①グリッドを2.54mmに変更。
②移動したいパッドを右クリックでプロパティより、位置をマイナス2.54mmに修正。

グリッドを0.1インチにして確認しましたがピッタリです。
修正後はグリッドを一先ず0.5mmに戻しました。
念の為、電源基板mark2のプロット版を利用してガーバーデータを外注(seeed)にテストアップロードして確認してみましたが、問題なさそうです。やれやれ(汗
アップロードは又また書きます。

SEEEDにアップロード

実際の部品には固定用のワッシャが付いているので、部品同士の取付間隔の目安としてワッシャの大きさ、一応スイッチレバーの目印を表す〇を作りました。

ワッシャ11mm

ワッシャの大きさは11mmでしょうか。
グリッドをmm表記にして、部品の中心からアイコンを選択して先に円を描き、
円を右クリックで選択して、プロパティよりRadius(半径)5.5mmにしました。
スイッチレバーはデータより半径2.25にしました。

円作成
目安で作った寸法は削除。VALUEも不必要なので削除しています。
しています。最後に部品名が320-916では覚えてられないので変更しました。
コントロールパネルに戻って該当の、デバイス(320-916)、フットプリント(320-916)、シンボル(KS-U)の名前をそれぞれ、右クリックでリネームを選択しTOGGLE_2に変更。
3D Pakageはこの部品には含まれていないようなので、ほっときました。
変更前


完成

最後に保存して完成です。
適当なテストプロジェクト開いて、ちゃんとパーツにでました。(汗