ぎんてんのロボ工房: 11月 2018    

2018年11月24日土曜日

なんちゃってA106 制作記3 機構部模索中1

アトム・ザ・ビギニング なんちゃってA106制作記3

機構部模索中1
なんちゃってA106ですが、全身は無理なのでアニメの中の頭部と下の台だけの状態を第一目標とします。
頭部の稼働に関して悩んでいるのが上下と左右の二軸で行くか、傾きも含めた三軸で行くか?
どう考えたって三軸で行こうとすると構造が複雑になるし、重量も上がってしまう。
うーん。
でもアニメの中の頭部のみバージョン、首を傾けてる状態がかわいらしいので愛嬌が出そうなんだよなぁ。

頭部動作範囲 検討中
三軸の構想はまだおぼろげなので、取り合えず二軸から取り掛かります。
後で変更が効くような組み上げを考えておかないと、一から作り直しなんて洒落にならんのでそれも考慮しておかないと(汗。

(動作に関しては特殊な装置の購入も、制作も出来んので、タミヤのギヤボックスしか考えられないんだけど、ネットで調べても情報が出てこない・・・
なんで?タミヤのギアボックスって昔からある定番商品、絶対みんな買って色々作ってるはず。書籍もちょいちょいあるし。
しかしネットではどういうギアボックスを使って、どれくらいのトルクやスピードで、こんな工作作ったぜ!っていうのがあんまり見当たらない。
タミヤのギアボックスって調べても、トルクもスピードの表記も無い商品リストが出てくるだけ。これじゃ買いようないやんね?)

そもそもそれ以前に自分が作ろうとしているロボット頭部のトルク・スピード情報なんてどこにもないのですが(笑)。
一応、真面目に根拠を考えるとしたら、PICに関する後閑哲也先生の書籍、電子工作は失敗から学べ!
という書籍で三輪車モデルを動かす計算の記述があるので、車輪で重量を動かすという考えは類似でいいのかなとも思ってます。

ただどの道、軸の長さとか、多少の構造の違いとかで正確な計算は出来ないので、
重量に対してトルク、自分の求める動作スピードが分かればよいと、とあるサイト様でタミヤのギアボックスのトルクとスピード一覧を見つけてましたので、それを参考にしました。
(かりおか タミヤギヤボックスで検索すれば出ると思います。連絡先が分からないので勝手にリンクは張りにくいです。)

それでまず使ってみて動かなければスピード落としてギア比変えるか、モーターパワーアップすればいいかな?くらいで(アバウト(笑))。

タミヤのギアボックスも形がいろいろあって悩むのですが、
頭部上下の稼働はギアボックスの両側の軸をヘルメットに固定して動かそうと思います。
左右は上下用ギアボックスを回転させることを構想して選択しました(イージー)

頭部稼働1案
その為、上下可動用に選んだギヤボックスは軸両側にアームが取付られるタイプ。
かりおか様のサイトでトルクと回転数にあたりをつけて、
6速ギヤボックスHE

テクニクラフトシリーズNo.5 6速ギヤボックスHE(モータ付き、ギヤ比を6段階に設定可能)という商品を選択しました。
6速ギヤボックスHE ギア比
ギヤ比の表により、回転トルクは1cm先の力が2400g。
先も記述した通り、軸の長さや上部の負荷はそんな単純計算で無いのは分かってるんですが、まずヘルメットの重さが500gから600gくらい+ラズパイが45g+それに目のパーツやら、後フレームの追加、センサーの追加とか考えると1000以上は見とかないと。
倍の2400gf・cmあれば流石に大丈夫かな?逆に1032gf・cmだと苦しくなりそうだと思いました。
又、回転数だけど7.8r/minは流石にイメージ出来るけど、132、51,3って?
それって早いん?遅いん?わかる人は、あーはいはい132rpnね、ふふんって感じやろうけど、で?で?で?どうやねん?だから知らんちゅーねんって感じ。
言葉じゃ説明出来るもんやないんやろうけど、自分が求める最低速度がわからん??
youtube探して回って一つ見つけたので、リンク張ります。


動画1分38秒あたりから、回転数違いが並んでいて、自分の求める速度がイメージできます。72rpm、80rpmくらいでも頭部の動作くらいなら高速な稼働で十分な感じ。となると6速HEの表を見るとCタイプの132rpmくらいが欲しかったですが、上記トルクを考えてDタイプの51.3rpmにしました。
これで首の上下案は決定。
「パワーアップ重視でスピードがおろそかになっているぞ!」と、セルに突っ込まれそうな気もするがまぁいいだろう(誰やねんお前)。
で、今度は左右可動用のギアボックス、もう一つ6速HEを買って揃えたほうが、動作速度の統一感が出ていいだろうと思ってたんやけど、yutubeでとにかくいろんな人のギアボックス投稿見て研究して、遊星ギアボックスのトルク強さと速度が良さそうであり、縦長感が
首にピッタリのイメージだったんでこっちにしました(笑)。
遊星ギヤボックス(もちろんモーター付き)

遊星ギヤボックスはギアの連結の組み合わせで4:1、5:1、16:1、20:1、25:1、80:1、100:1、400:1と、
組み合わせが変えられるらしいのですが、買って箱開けてもそれしか書いてなくて、
6速HEの説明書のようなトルク、速度の記述はありません(なんて不親切な)。
ギヤ比でわかるやろ?みたいな感じ?いや、わからんよ(笑)。
あちこち調べたら100:1でトルク580g・㎝ 回転数98rpmと書いてるサイトがあったので、
この組み合わせで行うことにしました(トルクが不安だけど)。

後は組み上げテスト用にタミヤのユニバーサルプレートのセットを買ったくらい。
ユニバーサルプレート、モーター組み合わせテスト用に購入
おおまかな部品は揃ったのでようやく組み合わせ。
もちろんそのまま繋がるわけないので連結用にアクリルを使うことを決めてました。
アクリルですが、これも手探り。連結で動かしたら割れても意味無いし、一体どれくらいの厚みが大丈夫なのか?薄くてもいいのか?分厚く無いといけないのか?
アクリルはホームセンターで売ってますが、まぁまぁの値段しますよね?
連結は5㎝四方が数枚あればいいので、そんな高いのガシガシ買ったら身が持たない。
千石電商さんで2mm厚の10㎝四方くらいなのが300円くらいなのを見つけたので、
まずはそれを購入。
アクリルって、もっと簡単に切れると思ってたんだけど、めちゃめちゃ硬い(泣き)

ホームセンターの工房利用
少し前から目を付けてたんだけど、ホームセンターにはDIY用のスペースがあります。
ネットで見つけてコーナン尼崎道意町店で見学させてもらったら、トンカチ、ノコ、木材カットの大掛かりな装置は当たり前として、バイス(意外といるんだよなー)、ボール盤、サンダー、丸鋸、ジグソー、電気ドリルと目をみはるものがありました!
しかも個人的に気に入ったのがプロクソンの電ノコ(欲しいんだよなー)。

今回は各パーツの組み合わせにアクリルはおろか、ダイカストもあって個人レベルではしんどいので、いよいよこちらを利用することにしました!
刃やドリル先端は消耗品として、客で用意しないといけませんが工房の利用は自由とのこと。それだけでもすばらしい!

ところが、これだけ設備が揃っているのはコーナンでも尼崎道意町店だけみたい!
自分の行けそうな範囲のコーナン片っ端から電話しましたよ!
ぎ「もしもし?工房借りれますか?」
店「いいですよ」
ぎ「ボール盤も使いたいんですけど」
店「ボール盤???」
ぎ「絶句・・・」
ここは工具の店ではないのか?俺はコンビニの店員と話してる訳やないはずだが・・
他の店を直接覗いてみたら木材カットしかなかった。ダメだこりゃ・・・
尼崎道意町店はちょっと東住吉からは遠いんよね・・・なかなかいけん。

で、他のホームセンターで見つけたのがカインズ東大阪店の工作室!
ここはすごくキレイで、広い作業スペースもあって女性のDIYにもおすすめなお洒落な感じ。(コーナンの方は町工場の一角みたいな感じ、ぎんてん工房にはコーナンが合ってるような気もするけど(笑))
カインズへの電話はボール盤が通用しました(笑)
ここがすごいのはなんと3Dプリンタがある!!!(俺もそのうち挑戦してみよう。)
もちろんボール盤、電ノコと揃っていて工作室も広く、気に入りました。(空きが無くなると困るから人に教えない方がいいのかもしれないが(笑))

こちらも工具の先端は自分で用意。電ノコは1本60円で工作室で販売してました。
利用にはカインズポイントカードに入る事が必要で、商品を現地で買えば利用は無料。
具材の持ち込みは1時間500円の利用料が発生します。
作業スペースとして、畳くらいの大きさの机が4つほど置いてあり(6やったかな?)
その中の一つは予約用として確保。後の作業スペースは自由来店用とのこと。
(コーナンは一人分くらいしかスペースありません。)
電話予約は不可でインターネットからしか予約できません。
(ちなみにぎんてんのiphoneからは予約できませんでした)
土日は直接来店者も多いらしいです。
ボール盤など機材はは店舗で1セットしかなく、予約は机スペースの使用のみで、工具の空きは予約出来ないとのこと。スペースだけ空いてても・・・なかなかシビア。

まぁ今回は土曜にも関わらず、特に利用者無くすぐに利用できましたよ。

前置き長いすな(笑)
まずはドリルの利用。
今回の機構部で一番の難所!
取付を思い付いたはいいけど、これもやってみないとのパターン(又かよ)
金属がすげー堅そうで、穴開くんやろか?という。しかも家で電気ドリルではまず失敗する。
どうしても固定具とボール盤が必要。
ボール盤の利用
赤丸で囲んでいるのが、思い付いたパーツです。何かポールを壁に止めるやつみたいです。何に使ったのかは後で。
ソケット

ボール盤自体は大昔、仕事で使っていたことがあるので、あんまり操作に迷うことはなかったですが、キレイには出来なかった。(東大阪の職人さん達に笑われそうですわ、なんとかロケット。)ダイカスト製という材質でしたが、意外とやってみるとスムーズに穴があきましたね。ただポンチ打っとかなならんかった・・。曲面だからドリル刃がすべるすべる。すぐ売り場あるんだから買えばいいやろうけど、時間がないんで強行しました。
(おかげで2.1mm刃折っちゃった・・)

次はアクリルカットを
千石さんで買った2mm厚のアクリルを持ち込みましたが、強度不足で割れて又出直すのもめんどくさいので、結局カインズで3mm厚も買って両方やりました。
(店員のオジさんから、「工房内で販売してる刃は木工用だから切れないと思うよ。
アクリル切るならアクリル用を用意して下さい。そこは自己責任でお願いします」と念を押されましたが、まぁ大丈夫かな(笑)と。
で、やって見たらどんどん切れるんで大丈夫やんと鷹をくくり、方向転換しようとしたら動かない?っていうかバック出来ない??仕方ないので方向変えながら切り抜けました。
一回止めてアクリル見たら切れてない・・・・どういうこと?
切れ目は入ってるのに全部繋がってるんですけど・・・
何か人間胴体切断マジックを思い出しましたよ・・・オジサンの切れないってそういうこと?
もちろん店員さんはそういう意味で切れないというのでは無い。考えると切った後、摩擦熱で又くっついてるようなんだな。そこまでは流石に調べてなかった。アクリル用だとキレイに切れるんかな?)
仕方ないのでどんどん突き抜け方式でカットしていき、最終的に割って個別にしたらこんなんなりました。
カットしたアクリル
まるで残骸(汗。しかも斜めってるし(汗、ものすごくバリも強いです(汗。
大きめのカッターで何度も何度もバリを削って行き、なんとか見れるようにはなりました(笑)

ギアボックスの連結作成
ところでギアボックスの6速HEですが、軸の両側につけるアームですが一字型が2本。
十字型が1本入ってます。最初一字型でいいかなと思ってたんやけど、十字型の方が駆動負荷が安定しそうなので十字型をもう一本準備してました。
タミヤのホームページみてもオプションパーツとかカスタマイズとか見つからないので、
タミヤに直接電話したら、商品ラインナップとしては無いので店頭では手に入らないが、オプションとしてはあるので、メーカーホームページのカスタマーサービスで注文してくださいと言われ、カスタマーサービスより代引きのリンクで注文しました。
アーム追加注文
絶対要望多いと思うんだけど、なんで商品ラインナップ無いんでしょ?

これでギアボックスが二つ、追加でアーム、連結用にアクリルとソケット、後バーとして木材、テスト用にベースと一式揃ったので、連結作業へ!

ベースユニットに左右用の遊星ギアボックスを取付。ギアボックスの形状も首っぽく、取付金具も首向きな感じで丁度よさそうです。
遊星ギアボックス取付
この上に十字アームをかまし、6速ギヤボックスHEを乗せるのですが、その為アクリルを使って連結しました。
遊星十字アームにアクリル取付
1 アクリルの大きさは、大きすぎず小さすぎず丁度の大きさが安定するのではと、6速HEのサイズにしてます。
2 6速HE側からはそのままの取付穴位置をアクリルに開けています。
3 遊星ギア十字アームの取付は6速HEにあたらない位置に穴をあけました。又、十字アームの中心穴ですが、遊星ギヤボックスの芯が突き抜けてるので、あたらないようにしてます。
4 十字アーム位置がアクリルの片側によってますが、これはアクリル中心につけても、モーターが中心位置では無いのと、6速HEの組み立て説明書通りに作ると、左右軸の長さが違うのですが、これもモータ位置やギヤ位置の重心に関係して敢えて左右の長さが違うのかな?と、そのままで軸位置は変更せず、十字アーム位置もモータよりに合わせました。(目測ですが(笑))

左右軸長さが違う
次に6速HEの十字アームの接続ですが、こちらも同様な感じでアクリルの取付と、先に記述したソケットの接続をします。
十字アームーアクリルーソケットと、本来違う目的どうし部品をくっつけるので、穴位置を現物合わせで決めました。
十字アームは十字方向に穴位置が、ソケットは三角方向に穴位置がある為、きれいにはかみあわず、十字アームーアクリルーソケット3つの穴を通るネジは1本だけ。後はソケットとアクリル、アクリルと十字アームで止めるしかありません。
はみ出すぎないよう、ネジも買い直しました。付属の15mmでは長すぎる。
さらにヘルメットと接続する為、ソケットに合わせて合いそうなバーを用意(今回は木材使用、ホームセンターでアルミパイプやプラスチックは中がスカスカなのでやめました)。
各部品連結中
このバーを通して、縦から固定する為に、カインズのボール盤で穴を開ける必要があったのです。(本来は空いてない)
木材にはソケットへのスペーサ変わりと、摩擦で固定しやすいようにゴムを巻いて接着剤で止めてます。5mm厚ゴム使用。
バー用にスペーサー利用
そして今度はヘルメット側の固定。
もう一組をソケットをヘルメットに取付。ちなみに首の稼働を考えソケット位置には悩みました。ヘルメットが湾曲しているので、位置決めがかなり難しそう。
ヘタな位置に止めて歪んでも動かなくなりそうだし。
ヘルメットの紐をこの作業の直前で取っ払っらい、紐の取付部も外そうと思ってたんですが、ヘタに外すと割れると判断。
逆に、ソケット取付の目汁に丁度いいやん?駆動位置もそんな悪くなさそうだし。
と、そのままその位置を流用することにしました。

ソケット取付

こちらも、目印がソケット中心になるよう現物あわせでネジ穴を開け固定。
また、そのまま締め付けるとヘルメットの湾曲にあわせて斜めになってしまうので、隙間位置にはナットをスペーサー代わりにして平行を少しでも保てるように。
そんなこんなでやっと出来た状態が以下です。
左右バーの長さが違うのは上記、ギヤボックスの左右軸長さの違いをそのまま使用の為。
又、アクリルは2mmでもこれくらいの駆動なら問題なさそうです。
まぁなんとかぱっと見イメージ通りには出来たと思います。
しかし果たしてトルク、スピード、こちらもイメージ通り動くのか?

ギアボックス組み合わせ
文より動画で見てもらった方が良いので、動画作成しました。

まずは動作テストのみですが、パワーには余裕がありそうです。




3巻のあらすじと感想
ロボレスで優勝後、大破されたもののA106は修理完了。
決勝で戦った軍事企業ヘラクレス社の出場ロボット、マルスとそのオーナー(Doロロ)の手がかりを見つけて無人島へ出発(やめときゃいいのに、普通に考えて消されるだろ)。
A106の前にベヴストザインの開発過程で作られたA10シリーズを総動員して探索するも
手がかり掴めず引き上げようとするが、量産型マルス(バルト)が次から次へと現れ攻撃されます。
(だからやめときゃいいのに)
バルトが凄いのは、バイクと重火器で攻撃して来るところ。
戦闘用として兵器運用が備わっているようです。
普通に考えたら、全員瞬殺で話が終わってしまいそうですが(笑)。
複数のバルト相手に善戦するA106ってなんなでしょ?
やはり開発者は天才といってしまえば、それまでですが・・

しかし大量のバルトにA106はまたも破壊され、窮地のところでなぞの科学者とロボット(ノース)に救われますが。
個人的に面白いと思ったのが、武器を持たない。というか存在すら知らないA106が、
攻撃にさらされ、興味を持つというのとは違うと感じましたが、武器というものの存在を知り、認知し、学習してしまうところ。
AIが全く未知のものを始めて知った時、どういう風に感じて、どういう風に認識するのか、この辺がなんだかすごく印象に残り、ベヴストザインというテーマを掲げる作者先生達様のすごい感性を感じました。



2018年11月20日火曜日

なんちゃってA106 制作記2 ヘルメット加工

アトム・ザ・ビギニング なんちゃってA106制作記2

作りながらブログなので、またここからグダグダ、ブログを書いていきます。

最後、完成したらトップページを完成動画に差し替える予定なので、興味ない人はトップページだけでいいかもしんない(笑)。

2018/11/16時点で、外形制作、構造をどうするか?、パーツの選定、勉強しながらのコントローラ、全てに悩みまくって、なかなかすすみません(汗。
はたしてちゃんと出来上がるのか?時々心が折れそうになりますが、見てくれている人がいそうなのが励みです。

プロでも何でもない素人が試行錯誤して作って行くのがポイントで、同じように何か作っていきたいと思う人の参考になるものがあれば(笑)とも思う。

制作記1からの続きでヘルメットの流用から
思いつきはいいとして、さてどうしたもんか?と。
何となく形が似てるとはいえ、とっかかりが分からない(笑)。
実イメージともう少し合わすために、形を色んな方向から眺めてイメージを確定させました。
一番イメージに合いそうな角度を探す為に、紙でベースぽいものを張って、顔のイメージ作って、またいろんな方向から眺めて・・の繰り返し。

外形模索
位置のイメージが決まった段階でとりあえず穴埋めにふみ切りました。
が、パテ埋めもそんなやったことないから、どっから手をつけたらいいもんか(笑)
穴を埋めてもスポッとしたに抜け落ちたら意味無いし。
タミヤのエポキシパテやセメダインのエポキシパテが、昔からプラモで使ってて使用感や硬化後のイメージが分かりますが、コーナンでいろんなパテ見てロックタイトのエポキシパテがいろいろ使えそうと、目に入ったのでコレにしました。
(サーフェスキーボード分解編で、ロックタイトというメーカー初めて知りましたけど、
接着剤落としが結構使えたのでロックタイト気に入った)


使用したパテ
でも、結局エポキシパテはエポキシパテなので、タミヤやセメダインのパテでも良かったかも知れない。比較してないから、そんなに違いは分からないです。
二種類の粘土のような物をこねてパテをつくるけど、扱いやすさ、固まった時の硬さに
手の汚れやすさ(笑)、そんなに違いはないかと。硬化後、心なしかロックタイトが一番硬いような気もしたけど。
とにかく、穴だらけのままではハナシにならないので、パテが重みで落ちないように
ガムテープ(ガムテって)で抑えてパテ塗りを。
分厚くはみ出すと後でヤスリがけが大変やし、かといって固まってから陥没でてやり直しなんかありえへんから、抑え込みながらやや厚めで、硬化後スッポ抜けたりしないようにヘルメットに引っかかる程度に盛り付けをしました。
(ちなみにパテ後の感じですがすっぽ抜ける感じもなく、上手くヘルメットと一体化した感じで硬化してくれました。)
パテで穴埋め
で、今度は当然表面をキレイにしないといけないんですが、穴多いし、面積広いし、パテ硬いし(アタリマエ)。する前からにウンザリ(笑)。

パテ盛り 裏

そんなにプラモ作ったりするわけでもないから、さてサンドペーパーってどうすればいんだっけ?確か目の粗いのから、順番に細かく使用やったよなーと。で何番ぐらいがいるんだっけ?一体どれを何枚づつどれくらい買えばいんやっけ?と分からないことばかり。
とりあえずコーナンでサンドペーパーコーナー行ってみたらありました!
めんどくさがりにうってつけの商品が(笑)。
コーナンサンドペーパーセット
耐水ヤスリ12枚セット!400番3枚、800番3枚、1000番3枚、2000番3枚。
今って便利な物があるんやな~と感心。値段も数百円やし。
取り合えず、これで試してみてもっと粗いのが必要か、これくらいの組み合わせで大丈夫なのかやってみようと即購入。
400番からちぎってやってみましたが、まぁなかなか苦労すること。こんなもんなのか?
サンドペーパーの目がすぐなくなってしまって、ひたすら根気との闘い。
ロックタイトのパテの説明書きに「ヤスリがけ、穴あけ、塗装は60分後に行ってください」「最終強度は24時間」とあったけど、硬くなりすぎたのだろうか?
60分後なんて無理だっつーの。
結局、鉄ヤスリでもう一度ギリギリの表面までけずり、又400から実施、で800、2000と順番にかけていって、最後は塗装の為に1000番、2000番で黒のプラスチック部分も磨きました。
サンドペーパーがけ完了
これでベースが出来上がったので塗装!と行きたいところですが、穴ぼこがなくなったので、もう一度イメージの確認。
写真撮ってエクセルで下絵のようなもの作って、どれくらいの位置に塗装。
どれくらいの大きさのパーツがいるかイメージを決定しました。
イメージラフ。それっぽい?

最初にも書いてますが、高価な機材も無いし、可能な限り高額な部品の手配なんて到底できひんので、自分の中で妥協点を見いだせるイメージに近い部品をとにかく探してます。
それはコーナンだったり、100均やったり、電気パーツの店やったり、はたまたコンビニですら(笑)。なんか使えないか?何か使えないか?と常に目を光らせています(笑)。
その為、まさか商品作ったはこんな事に使われるとは思っても見なかったであろうという
が結構出てくると思います(笑)。

選択 ゴム加工
ットに対して、目のパーツを探さないといけない。
の外形イメージでこれくらいの大きさが欲しいと、ある程度の候補は見つけてきて、
100均でピンポンとか、ボーリングゲームのピンとか買って合わせてみて、

も大きさがょっと足らなかったりなんかイメージにそぐわなかったり。
A106の目ってシーンによって、筒っぽかったり、真ん丸だったりするような気もするんですよね。
ヘルメットの大きさと形に対して、目の位置と大きさにも考えて最終的にこれにしました。
灯油の蓋?
本来の使用と全く別の使い方(笑)本当にまさかこんな事に使われるとは思っても見なかったであろう商品です(笑)。
何の商品かすらわからんでイメージに合いそうというだけで買いました(笑)。
目の位置調整
イメージラフ図を基に一旦塗装して。(シャンプーするみたい)。
顔ベース塗装
ちなみにマスキングですが、ヘルメットは曲面が一強いので、一般のマスキングと併用してタミヤの曲面用マスキングテープも使用して隙間から塗装が入り込まないようにしています。こんな便利な物があるのも初めて知った・・


で又、目のパーツの確定を検討。
快栓キャップ、最初にイメージ合わす為にカットしたんだけど、穴広すぎ、長さ短すぎで
どうも合わないので、買い直しました。
これでいけるとふんで、ホルソーというでっかい穴あけ工具を使って穴を開けました。
これが先の写真の状態です
眉毛みたいなやつはまだどうするか決めかねているので、100均のキラキラテープでごまかしてます。一応メタルっぽいし(笑)
塗装、穴あけ
他に良さそうなパーツも見つからないので、目は快栓キャップやけど材質がム・・・。先のカット失敗品で切るだけども大変でした。硬いし切れ目が荒くなり、かもヤスリ効かない。塗装もどうなん?って

ゴムってネットで調べてもヤスリも塗装も無理ってしか出てこない。
しかしやっと見つけたイメージに合いそうなパーツ。これを諦めるわけにはイカンので、
何がなんでもやるしかない!
上の目の位置調整写真で、ちょっと目穴を広く開けすぎたし、カットしてヘッド部と合わなくなったので買い直しました。
形はそのまま流用するとして、ゴムに名称が刻まれているのでそこをまずは削りました。
カッターでちょっとずつカット。これだけでもかなり根気のいる作業・・・
このゴム硬質なので、ちょっと刃いれるだけでビヨーン。しかもなかなか切れない・・・
なんとか名称は削り落として、目穴は普通の丸ヤスリ(下写真 右)で削りました。なかなか削れないけど、全く効果ないもんでも無いです。要は諦めない事(笑)。
ドリルもためしたけど、あんまり意味なかったです。
ゴム加工
サンドペーパーに至ってはさらに意味無かったですね。
情報少なくても、何か方法を探さないといけないので人身御供でこんなものも試してみました。
これもやっぱり思ったほど効果は無かったけど、最終仕上げ程度には役立ったような気がします。(気がするって)

目の塗装

目の加工が終わったら当然塗装。
これもゴムの塗装の情報無いんで、ほぼダメ元チャレンジでやって見ました
だってネットで探しても、”無理”という情報が多くて。
見つかった情報だと、染めQという商品を使う。煮る。ミッチャクロンという商品を使う。ゴム用塗料というのもあるらしいですがヘルメットがタミヤカラースプレーを使用しているのでメーカー統一の方が色合いが安定しそうやから、ミッチャクロンっていうのを試してみました。
個人的にはまぁいい感じになったと思う。
既にyoutubeに状況をアップロード済みなので、興味ある人は参考にしてもらえればと思います(笑)。

そんなこんなでようやく、ほぼ外形が出来上がりました。
外形組み上がり
首元は機構部です。次回は機構部についてかな。まだ機構部も試行錯誤中やけど。



2巻のあらすじと感想

1巻でA106ロボットレスリングに参加したA106
予選を勝ち進んだA106が決勝戦で対戦した相手は毎年優勝している軍神マルスというロボット。
A106の予想外の強さにマルスも本気を出して、超振動カッター、超振動ジェットやら奥の手を出してきて単純なロボレスリングの参加ロボットではなく、軍事企業のデモンストレーションでの参加が発覚する。
(ここで自分はプラレス三四郎のエルウラカンを思い出してしまうんですね。古い人だから(笑)。同じシチュエーションだったのよ)

ボロボロに壊されて追いつめられるA106がロボットでありながら、人間のような自我を描かれてきていますのでものすごく悲愴感を誘います。
クラッシュ寸前で不思議な決着がついてしまうんですが(何故かは読んだ人にしかわからない)、
その後のA106の修理の中で、ベヴストザインシステム(自我をもったAI)の始まりというか、夢を見るような形でA106が自己を客観的に見つめる姿と、相手とコミュニケーションを取りたいが、どうとっていいか分からない。
何も得られない孤独のまま破棄されてしまうのだろうかという感情の目覚めを感じます。
この辺がただの戦いの漫画ではない、鉄腕アトムの前身を描いていますが、ロボットに感情が芽生えるのかといったテーマを感じます。