3Dプリンターも購入し、勉強しながら工作を思いつきます。
自分で何かを思いついた時、参考にするパターンが無いケースも多いです。
例えばモータを利用した工作をするとしたら、
どれくらいトルクがあるのでしょうか?スピードはどれくらい出るのでしょうか?
理論上の情報はあふれていますので、頭では何と無くイメージは出来ます。
個人で制作の範囲としてはタミヤのギヤボックスなんでしょうけど、カタログのスペックからでは良くわからないですよね。
ネットでタミヤのギアボックスを使った作例や、youtubeとかでギアの比較とか無いもんかな?意外と無いんですよね。
待っても待っても誰も作る気配が無さそうなので、自分でやってみることにしました(笑)。
応用的な作成は避け、なるべくシンプルにそのままの性能を確認します。
限られた環境でのテストの為、形状、重心の位置、剛性によって常に一定の出力ではありませんが、細かいところはお許し下さい。
DIYで解き明かす!タミヤ ギヤボックスの性能と可能性
ミニモーター多段ギヤボックス(12速)「6種類のギヤを組み替え」
楽しい工作シリーズNO.190 ミニモーター多段ギヤボックス(12速)
MINIMOTOR MULTI-RATIO GEARBOX(12-SPEED)
名前の通り12パターンのギアボックスが作れるんですけど、時間の関係上6パターンで試しました。
ギヤ比 | 回転数 | 回転トルク |
---|---|---|
4.6:1 | 1360rpm | 23gf.cm |
5.1:1 | 1224rpm | 25gf.cm |
9.7:1 | 647rpm | 48gfcm |
10.8:1 | 583rpm | 53gf.cm |
20.4:1 | 308rpm | 99gf.cm |
22.6:1 | 277rpm | 110gf.cm |
42.8:1 | 147rpm | 202gf.cm |
47.5:1 | 132rpm | 225gf.cm |
89.9:1 | 70rpm | 420gf.cm |
99.8:1 | 63rpm | 467gf.cm |
188.7:1 | 33rpm | 851gf.cm |
209.7:1 | 30rpm | 946gf.cm |
表内、黄色の行と白色の行に分けています。
これは組み立ての最初にモータに取り付けるピニオンギアを二種類のどちらかを選択することによって、黄色のグループか白線のグループのパターンの選択になります。
今回試したのは黄色のセル行の6パターンですが、一つのグループでもおおよそのギアの組み替えの違いの目安にはなると思います。
動画はイメージしやすいように付属のパーツとタミヤユニバーサル部品で構成された巻き取るだけのクレーンのような物です。
表の黄色のパターンを上から順番に試していってるだけです。
即席で作ったので雑でごめんなさい
(巻き取りが粗末なのでたまに変な場所に引っかかると空回りになるので時々引っ掛け直したりしてます。)
吊り下げに使用しているモノは動くギリギリで試しています。
(一つ上の重量を使うと全く動かない。回転トルクどおりです。)
ただ、後半の車でのテストのようにちょっと応用すると動かなくなりますね。
最大値だから不安定なのは当然ですが。
ちなみに、このテストを利用してトルクとスピードのイメージがつかめましたので、
このあと、タミヤ6速ギヤボックスHE使用ですが”爆走スライムラジコン製作記”でギヤの選択に活かしてます。
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